本記事では、マイナンバーカードを紛失した場合の危険性について解説します。
マイナンバーカードを紛失してもそれほど大変なことにはならない
「マイナンバーカードが便利なのは知ってるけど、マイナンバーカードって紛失したときのことを考えたら怖くて取得したくない」
と言われる方が結構いらっしゃいます。私も最初は漠然と怖いなあと思っていました。
私なりに色々と調べて行き着いた結論を述べたいと思います。
紛失してもそれほど大変なことにはならないです!
自分の個人情報が芋づる式に漏えいする、なんてことはまずありません。
あくまでも個人情報は各自治体や国の機関がそれぞれ保有しているものだからです。どこか一つの場所にまとめて保管されているわけではありません。
とはいえ、悪用やなりすましといった犯罪に巻き込まれる危険性はあります。
しかし、制度上その可能性もかなり低いと思います。
マイナンバーカードを紛失した場合のリスク
当然、マイナンバーカードを紛失したら自分のマイナンバーを他人に知られてしまうことになりますが、そのときはマイナンバーを変更することも可能です。
また、先述のとおり、マイナンバーカードには電子証明書が格納されていますが、カードを紛失した場合には電話一本ですぐに電子証明書の機能を停止させることができます。
ですので、マイナンバーカードを紛失した場合のリスクとしては、
- 自分の氏名、住所、生年月日、性別を知られてしまう
- 他人に自分のマイナンバーカードを身分証明書として利用される可能性がある
といったところでしょう。
一つ目の「自分の氏名、住所、生年月日、性別を知られてしまう」については残念ながら紛失した場合には確実にそのような状況になってしまいます。
一方で、二つ目の「他人に自分のマイナンバーカードを身分証明書として利用される可能性がある」については可能性は低いです。
というのも、マイナンバーカードには顔写真が付いているので簡単にはなりすましができないからです。
まとめ
以上をまとめると、
紛失したら確かに問題が生じますが、運転免許証やキャッシュカード、健康保険証なんかを紛失した場合とそれほど変わらないと言えます。
とはいえ、この辺は好き嫌いと同じで、人によって許容できるできないの判断が分かれるところですので、「危険性はまったくないよ!気にしなくていいよ!」なんて言う気はさらさらないです。
個人情報が書かれたカードである以上、紛失した場合のリスクはゼロではないので、取得した場合のメリットと併せて取得するかどうかを考える必要がありますね。