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マイナンバーカードがどういうカードなのか基本から説明する

あまり普及が進んでいないマイナンバーカード。

「そもそもマイナンバーカードって何なの?」
「送られてきた紙のカードとは違うの?」

という声をよく耳にします。

そんな方のためにマイナンバーカードがどういうカードなのかまとめました。

マイナンバーカードの特徴

内閣府のHPでは次のように説明されています。

マイナンバーカードは、住民の皆様からの申請により無料で交付されるプラスチック製のカードです。
カードのおもて面には御本人の顔写真と氏名、住所、生年月日、性別が記載されていますので、本人確認のための身分証明書として利用できます。
また、カードの裏面にはマイナンバーが記載されていますので、税・社会保障・災害対策の法令で定められた手続きを行う際の番号確認に利用できます。

簡単にまとめると、

① 顔写真付きの身分証明書である
② 役所などにマイナンバーを提出する際の手続きにも使うことができる

というところでしょうか。

それから、上の引用した文中には記載されていませんが、

③ カード内部に格納されているICチップを利用して色々なことができる

これもマイナンバーカードの特徴ですね。

実は「マイナンバーカード」という名前は通称です。
法律上の正式名称は「個人番号カード」と言います。

とはいえ、世の中一般的には「マイナンバーカード」で広く浸透していますし、政府も積極的に「マイナンバーカード」と言っていますので、特に気にしなくてよいです。

本記事でも「マイナンバーカード」と呼んでいます。

顔写真付きの身分証明書として使える

マイナンバーカードのオモテ面には次の事項が記載されています。

  • 氏名
  • 住所
  • 生年月日
  • 性別
  • 顔写真

ですので、本人確認が必要な手続きでマイナンバーカードを出せば強力な身分証明書として利用できます

例えば、役所に行って住民票の写しを取る際に、「運転免許証など身分証明書の提示をお願いします」と窓口で言われたことはありませんか?
これが本人確認です。窓口に来た人が本人であるかどうかを確認するために行われています。このときマイナンバーカードを出せばそれで本人確認ができます。

それから、最近ではライブやイベントでも本人確認のために身分証明書の提示を求められることがありますが、そこでもマイナンバーカードで通用します

さて、ここでのポイントはマイナンバーカードは顔写真付きの身分証明書であるという点にあります。もっと言うと、顔写真が付いているという点が重要です

例えば、健康保険証や住民票の写しなんかも身分証明書として使うことができます。しかし、最近では顔写真付きのものでなければダメというケースが結構あります。顔写真まで見て本当に本人なのかどうか厳密に確認するためですね。

そんな場面でもマイナンバーカードは顔写真付きなので問題なく身分証明書として使えます。このパートの冒頭でわざわざ「強力な身分証明書として」という言い方をしたのはこれが理由です。

【顔写真付き身分証明書(一例)】

  • マイナンバーカード
  • 運転免許証
  • パスポート
  • 身体障害者手帳
  • 写真付き住民基本台帳カード(※交付終了)

【顔写真のない身分証明書(一例)】

  • 住民票の写し
  • 戸籍謄本
  • 健康保険証

マイナンバーを提出する手続きでマイナンバーが正しいことを証明するために使える

カードのウラ面にはマイナンバーが記載されています。

ですので、マイナンバーを提出する手続きの際に求められるマイナンバーの確認に利用することができます

役所や金融機関での手続きや勤務先から、
「マイナンバーが確認できる書類を提出してください」
と言われたことはありませんか?

これがマイナンバーの確認です。このときにマイナンバーカードのウラ面を提示したりコピーを提出したりすればそれで済みます。

このマイナンバーの確認はまだそんなに求められる機会がないかもしれませんが、法律で規定されているものですので今後少しずつ増えていくものと考えられます。

このマイナンバーの確認は、申請書等の書類に記載したマイナンバーが本当にその人の正しいマイナンバーであるかどうかを確認するために必要なもので、法律で規定されています。

マイナンバーカードを持っていない場合は、後述する通知カードの提出でも問題ありません。むしろ、世の中ではマイナンバーカードを持っていない人のほうが大多数なので、通知カードをマイナンバー確認書類として提出しているケースがほとんどだと考えられます。

カード内部にICチップが搭載されている(電子証明書が使える)

内閣府のホームページでは次のように説明されています。

マイナンバーカードのICチップには電子証明書などの機能を搭載していますが、電子証明書を利用する際にマイナンバー自体は使用していませんので、民間事業者を含め様々なサービスに活用することができます。

例えば、マイナンバーカードの電子証明書で本人認証を行うことで、コンビニで住民票の写しや印鑑登録証明書を取得できるほか、確定申告などの行政機関に対する電子申請などに御利用いただけます。

役所が書く文章って一般の人からすると分かりづらいですよね。
なので少し分かりやすく説明したいと思います。

マイナンバーカードにはICチップが搭載されています。
そのため、券面(カードのオモテ面とウラ面に記載されている事項)としての利用だけでなく電子的な利用もできます。

ITに詳しくない人のためにもう少し説明すると、ICチップとはデータを記録したり演算したりするための小さなチップ(回路)のことです。

マイナンバーカードはこのICチップを次の2つの機能に利用しています。

  1. 電子証明書
  2. 空き領域を利用した独自サービス

この①の「電子証明書」という単語は初めて聞いた人も多いかと思います。これは電子的に本人であることを証明するために利用するもので公的個人認証と呼ばれるサービスで使われています。

ITに詳しくない方にはちょっと難しいですかね。

例えば、書面でのやり取りでは印鑑証明を提出しますが、これと同じように、インターネット上でのやり取りにおいて本人であることを証明するためのもの

と言えば少しはわかるでしょうか?

つまり、電子的なやり取りにおいて、AさんのマイナンバーカードのICチップに格納されている電子証明書を読み取って確認することで、この手続きをしている人が確実にAさんだということが証明できます。

この電子証明書を使えば、書面で証明書を提出したりせずにインターネット上での手続きを完結できます。

例えば、マイナンバーカードを取得する一つのメリットである「住民票の写し等をコンビニで取得できるサービス」はこの電子証明書を利用して実現しています。

次に、②の「空き領域を利用した独自サービス」ですが、これは市町村や都道府県がICチップの空き領域を使って独自のサービスが可能とするものです(空き領域の利用には条例の制定等の条件があります)。

例えば、マイナンバーカードを市立図書館の利用者カードとして使える、なんてことも可能です。ただし、あくまでも独自サービスなので、これが実現されるかどうかはその自治体次第です。

「マイナンバーカード」と「通知カード」は異なるもの

ここまでマイナンバーカードについて説明してきましたが、よくある勘違いがあります。

それは「通知カード」と「マイナンバーカード」を混同してしまっているパターンです。どちらもマイナンバーが記載されたカードではありますが、「マイナンバーカード」と「通知カード」は似て非なるものなので正確に覚えておいてください

まあ、国がマイナンバーに関するカードを2種類も作っちゃったからややこしいことになってしまっているんですがね、、、

【マイナンバーカード】

  • プラスチック製のICカード(電子証明書が入っている)
  • 顔写真付き身分証明書として利用できる
  • 申請したら交付される(申請しないと貰えない)
  • カードのウラ面にはマイナンバーが記載されているため、マイナンバーを利用する手続きを行う際の番号確認に利用できる(通知カードと同じ機能)

【通知カード】

  • 紙製のカード
  • 身分証明書としては使えない
  • 申請は必要なく住民票を有する全ての住民に送付される。なので誰でも持っている(きちんと受け取っていればですが・・・)
  • マイナンバーを利用する手続きを行う際に求められる番号確認に利用できる(マイナンバーカードの裏面と同じ機能)

最後に

マイナンバーカードはまだ全然普及していませんが、近い将来必須のアイテムになる可能性はそれなりにあると思っています。

今のうちにどういうカードなのかしっかりと理解しておいたほうが良いでしょう。